佐藤 稔です。
去年から実行委員として参加させて頂いています。

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写真は13年前、ショアジギングを始めた頃の様子。
危険と背中合わせだと自覚する前なので、お恥ずかしながら我ながらヒヤッとします。
その後、自ら危険な体験をして、取り組む姿勢に変化が現れます。



 自分がショアブリを始めたのは今から十数年前からです。

当時は今を100とすると1とか2くらいの普及率。
道具もポイントも、何もかもが手探りな時期でした。

北海道のブリはおそらく2000年頃から釣れ出したような印象がありますが、
その頃の主な楽しみ方は夜ブリ。

餌釣りかテンテンと呼ばれる和製疑似餌を使用しており、
次第にハイブリッドジグでも狙うようになってきました。

ただ、ショアからブリを狙う人はまず居なくて、
正直、夢物語と異端視される感もあるくらいでした。

岸からフクラギが釣れれば大きな話題になるほど、今とは比較にならないレアな状況です。


ただ、釣り好きならではの掻き立てられる思いから熱心に通っていましたが、
そこで自分は恐ろしい思いもしました。


釣行はいつも友人たちと数人で行っていました。

その時は自分含めて3人、エンドウクラフトの代表、神成さんもその日一緒でした。


岩肌をそれぞれがにじり登っていた時で、自分はつかんでいた岩の塊から両手を滑らせてしまいました。

グローブははいていましたし、乾いた岩場でしたが

背負っていたリュックの重みでおそらく体勢のバランスを崩したように思います。


両手が宙に浮き20m近くの岩場の高所で反り返った姿勢

その場に居合わせた皆が凍りつくくらい、身の危険を感じました。


奇跡的に片方の手で岩の塊を再度つかんで難を乗り切りましたが

その日はそれで辞めました。帰る道すがらも、その時の恐怖を皆で振り返っていました。


あれ以来、その場所には近づいてもいないです。


ネットが今ほど普及する以前、情報のない中での開拓は、
自ら形作っていく期待感から、無意識にハードルを上げていたのかもしれません。

釣りにもならないレベルでただ行って帰ってきたことも何度もあったくらいなので。


熱い思いは時として冷静な判断を鈍らせることもあるのだと実感し
以降は客観的な判断をみなで心がけるようになりました。


自分もこのような経験をしてからなので何も言えないのですが、

何かあってからでは遅いですし、みんなで勉強をしていければ良いなと思っています。





参加申込受付中です。
どうぞよろしくお願いいたします。

 
第2回北海道ショアジギングミーティングin積丹 申し込みフォーム
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