北海道ショアジギングミーティング

北海道でショアジギングに取り組むアングラー同士の交流、親睦を通して、安全意識やマナーの向上を図り、北海道でこの釣りを楽しむ環境をみんなで考えていきましょう。

皆さんこんばんは。
北海道ショアジギングミーティング実行委員です。

遂に北海道でもショアから青物の釣果が聞こえてきました。
皆さん週末の釣行へ向けてソワソワしている所かと思いますが、ライフジャケットやスパイクシューズなど安全装備は疎かにしないでくださいね!


では前回に続き5月19日当日の様子をお伝えしたいと思います。

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看護師でもあるショアジギングミーティング実行委員の小松から、落水時の低体温の危険性や熱中症の予防についてのアドバイスを。
例えば水温5~10℃(北海道だとサクラマスで賑わう春の海)だと意識を保っていられるのが30~60分、生存可能時間で1~3時間程度。
水温10~15℃(今時期の初夏)だと意識を保てるのが1~2時間、生存可能時間で1~6時間程度という一般的なデータですが、かなり短いと思いませんか?まずは落水しない事が大事ですね。
また、これからの季節は熱中症にも気をつけて欲しいと。めまい、立ちくらみ、筋肉のこむら返りなどの症状が出たら危険のサイン。
症状が進めば意識が朦朧となったり歩行困難となり、滑落の危険も伴うことになります。
水分をしっかり取る(スポーツドリンクや麦茶)、異変を感じたら水を被る、太い血管の通る首、脇、足の付け根などを濡れタオルなどで冷やすなどの処置を。
磯には日陰が無い場所も多いので、飲み物は多めに、服の素材も涼しい物を選ぶなど対策を万全にお願いしますね!


次の方はお子さんも一緒に会場に来て下さったパパアングラーのお二人にお子さんと一緒に釣りをしている時に気をつけている事などをお聞きしました。
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この方はお子さんに熊鈴を付けて、遠くに行っていないか、鈴の音が止まった時には遊んでいるだけなのか確認しに行くなど耳を澄ませて釣りをしているそうです。
また、一緒に釣りをしている時には釣れている最中に止めて、釣れて楽しい!と思っている所でやめる事で「また釣りに行きたい!」
と思わせる事も大事だとおっしゃっていました。
これは奥さんや彼女さんと一緒に釣りに行く方も使える手ですね(笑)

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この方はまだお子さんが小さいのですが、お子さんが車中泊をしたい!と一緒に釣りにでかけるので、お子さんが寝ている時間の夜明けからほんの1~2時間だけ釣りをして、釣れている時間に後ろ髪を引かれながら車に戻る事もよくあります。と笑っていましたが、お子さんにはもし起きたとしても絶対に車から出ない。と約束し、DVDを見たりして過ごしているそうです。

親子でフィッシング。大変な事も多いかと思いますが、お二人ともご自身はもちろんお子さんにもライフジャケットを着用させて釣りを楽しまれているようです(^^)


ワークショップの最後は地元警察の方と会場となった泊村盃地区の方から。
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残念ながら今年も盃カブト漁港と岩内漁港で釣り人の死亡事故があった事。
神恵内村の道の駅付近にある立ち入り禁止の大森海岸への侵入が相変わらず多く、釣り人の車も道の駅に駐車されていて大型バスが駐車出来ないなど弊害も出ている事。
泊村の釣りの有名ポイントである兜千畳敷にもゴミが多く、釣れた魚をトイレの洗面台で捌いて内臓などが放置されていた事もあったそうです。このような状態では泊村としてもトイレを管理しきれず、いつ熊が出てもおかしくない状況で、トイレを含めた兜千畳敷への旧道も封鎖の案も出ているとの事。
ちなみに先に出た盃カブト漁港も立ち入り禁止の案が出ています。
釣り人のトラブルは相変わらず多いですが、これらの事は一人一人が少し気をつけていれば起こらない問題だと思いませんか?
立ち入り禁止の所には入らない。
駐車のマナーを守る。
ゴミを捨てないで持ち帰る。
釣りする以前の当たり前の事だと思うんです。


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盃地区の方からも釣り人だけでなく、キャンプをする人達もゴミを捨てていったり同じように迷惑を被っているが、海に来るなとは言いたくないし、マナーを守って欲しいと。
このショアジギングミーティングのような安全対策やゴミ拾いを通して地域や環境に貢献しようとする人達がいる事を知って嬉しく思う。と暖かいお言葉も頂きました。

その時の言葉のニュアンスを含めて勝手に解釈させて頂くと、
泊村の、盃の海が好きだ、またこの海に来たいと言って貰える事は地域の人達にとっても嬉しい事で、一部のマナーの悪い人達の為に立ち入り禁止の場所など増やしたくはないし、多くのお客さんに訪れて欲しい。
と、そんな優しさに溢れた言葉にも聞こえました。
※この盃地区には国道を挟んで海と反対側のすぐ右側に、地域の方の善意で設けられた無料駐車場があります。
路上駐車はせずに、そちらに駐車して下さいね!


以上で全体ワークショップは終了となりましたが、このブログを見て頂いた方はどう思われたでしょうか?
何を感じ、これからどう行動するかは貴方しだいですが、その行動しだいでは何かが変わるかもしれません。

また、前に出て話してくださった方々は、もっと詳しく為になる話しをして頂いているのですがブログで全てを書くことは難しく、会場に来て頂ければもっと為になると思いますし、気になる事や伝えたい事がある方がいれば、是非とも次回のショアジギングミーティングへのご参加お願いしたいと思います。


次回のブログは当日の様子の最後、ゴミ拾いやジャンケン大会の様子をお伝えしたいと思います。

皆さんこんばんは。
北海道ショアジギングミーティング実行委員です。

釣行会もあり少し空いてしまいましたが、
5月19日のショアジギングミーティング当日の様子をお伝えしたいと思います。

全体ワークショップの第2部は参加者の皆さんから体験談を交えてミーティング。
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まずはヤマリア(マリア)の豊田さん
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本州のショアジギング事情やライフジャケットの股紐など安全装備の再確認、渡船で沖磯へ渡る事の多い本州ではスパイクブーツより
フェルトスパイクやビブラムソールに代表されるような滑りにくい素材の靴底の物を使用する事が多いそうです。
適材適所と言った感じですね!


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次の方はお仕事で関東の離島に何度も行っているとの事で、釣り人ですから当然釣竿も持って(^^)
関東の離島と言えばショアジギフリーク憧れの小笠原諸島!
父島にも何度か足を運んだそうです。仕事とは言え羨ましいですね(笑)
その小笠原諸島ではフェリーを降りるタラップに足消毒マットが置いてあり、外来種を持ち込まないよう靴底を消毒してから入島するなど環境にも配慮していると教えて下さいました。
八丈島、伊豆大島、新島などにも行かれているようで、離島ならではの食べ物(海ガメが一番衝撃的だったそうです)や北海道では見る事の出来ない魚など離島の魅力を交えながら、
ビニールやプラスチックなどの自然分解されないゴミは海ガメがクラゲと間違って誤飲する事故があることから観光船でもお客さんにゴミを落としたら飛び込んででも落としたゴミを拾って貰います!
と強くアナウンスされるなどゴミ問題・環境問題にもかなり厳しいともおっしゃっていました。


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次の方は愛媛に住んでいた事があり、
有名ポイントでは車の到着順に入るポイントが決まっていたりとローカルルールがしっかりと根付いている事や知人が海に落水し亡くなった時の詳細などを話してくださいました。
高波にさらわれ海に落水、同行者がタモ網を伸ばして掴まらせたがタモ網も折れ、波に揉まれそのまま沖に流されたと。
亡くなられた方のご家族が悲しむのはもちろん、助けられなかった同行者も居たたまれないのは想像に難くありません。

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次の方は第1回の時にもお話しして頂きましたが、初参加の方もいるのでおさらいの意味も込めてもう一度お話しして頂きました。
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昔から常に持ち歩いているという「スローロープ(スローバッグとも言います)」の実演。
写真のようにバッグの中に収納されたロープを落水者に投げ、救助する為の物です。
※ロープだけで投げても遠くまで飛びませんので、重量のあるロープが収納されたバッグ側を投げます。
落水者にロープを掴まらせる事が出来れば、引き寄せる事は無理でも、掴んで耐えていれば流れの緩い方へ流されていくはずです。
最悪、命が助からなくてもご遺体だけでも家族の元へ返してあげたい。
それは現実的な話をすると失踪遭難だと保険もおりない。死亡認定までの1年は残された家族も未収入で路頭に迷う事になる、と。
この方のホームエリアである津軽海峡では潮の流れがとても速く、川のように流れている事も多々あり、流されてしまった漁師さんやその家族、そういった現実を見てきたから言える言葉だと思います。
危険と隣り合わせの遊びをしている事を再認識して欲しいともおっしゃっていました。


このように皆さんの体験談を交えながら、参加者全体で共有し環境への配慮や危険回避の意識を高める事が出来たのでは無いかと思います。

まだまだワークショップは続くのですが、今日はこの辺で。
次回「当日の様子④」でお伝えしたいと思います。


皆さんこんばんは。

北海道ショアジギングミーティング実行委員です。

本日は第3回北海道ショアジギングミーティングにご協賛を頂きました
メーカー様をご紹介させていただきます。


まずは、今回より新たに協賛頂きましたメーカー様をご紹介したいと思います。


●Pazdesign(パズデザイン)
https://pazdesign.co.jp/
フローティングベストやジャケット、ウェーダーといったフィッシングアパレルを中心としたメーカーで、ご存知の方や使用している方も多いのではないかと思います。
同社のルアーブランド『reed』からは「アルティメット180F」という一つのルアーでダイビングペンシル・ポッパー・ミノーのアクションが楽しめるという、他にはない面白い青物用ルアーも発売されています。
あと個人的にオススメしたいのがコレ!

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「SOL レスキューホイッスル」という水に濡れても音の出る笛です。普通の笛は水に濡れると音が出なくなります。落水した時やいざという時に波を被って音が出なくなっていたという事も無いので安心です。
また、同社のスタッフブログには『【永久保存版】フローティングベストの正しい着用法』という記事もありフローティングベスト(ライフジャケット)を着用するなら必見の内容です!
フローティングベストも正しく着用していなければその性能を発揮出来ませんので。


●tailwalk(テイルウォーク)
http://www.tailwalk.jp/
エントリーモデルの「ソルティシェイプダッシュ・ショアジグ」から「マンビカ Ver.2」 、伝説の剛竿「オキナワマンビカ」の次世代モデルなどショアジギングロッドも豊富なラインナップ!
北海道のアングラーにはケイソンシリーズ、サーモンロッドの銀聖なども馴染み深いかと思います。
また、樹脂製スタンダードプラグの「ガンズ」シリーズや、ウッド製の「ナチック」シリーズなど青物用のルアーも豊富にラインナップされていますし、比較的安価なのも嬉しいですよね!



●義経工房
https://yoshitsune.theshop.jp/
北海道発信で、ハンドメイドジグ、ロッド、アパレルを製造販売していますので、北海道の方にはなじみのあるメーカーさんですね。オフショア用の雷斬や弥七、武者丸などのイメージもありますが、のサーモン用の鮭丸、海アメ海サクラヒラメなど、ソルト-ターゲットに汎用性の高い牛若丸などショア専用のジグも見逃せません。
ショア青物用のジグを開発中との事ですので、今後も期待大ですね。

●KAZU WORKS
https://kazuworks.stores.jp/

外房ヒラマサをメインに相模湾のキハダマグロのシビアなフィールドでテストされ制作されたウッド製ダイビングペンシル。カヤックにも使用される強靭なエポキシコーティングにより、磯場での使用もおすすめのダイビングペンシルです。Instagramからの注文でオーダーカラーも可能です。
北海道でも実績ののあるウッドプラグ、オーダーカラーも楽しいですね!


このほか、昨年より続けてご協賛いただきましたメーカー様

AKクラフト        様
岡クラフト         様 
SAMMYS       様
Endo craft      様
オーナーばり    様
ソウルズ      様
ゼナック       様
天龍         様
ヤマリア(マリア)様
UNITIKA     様
REATH       様

ご協賛いただきましたメーカー様のご紹介
http://hsjmtg.blog.jp/archives/9093426.html

http://hsjmtg.blog.jp/archives/9115074.html

http://hsjmtg.blog.jp/archives/9295150.html

http://hsjmtg.blog.jp/archives/9317726.html


合計15社様の本当にたくさんのメーカーさんにご協賛を頂きました。
お預かりいたしました協賛品は全て、当日ご参加いただきました皆様に
お渡しさせていただきました。

この活動の趣旨にご賛同頂きましたことに心より御礼を申し上げます。
今後も協賛を頂きました皆様の応援を忘れることなく、取り組みたいと思います。

最後となりますが、協賛メーカー様のご案内が遅れてしまいましたことをお詫び申し上げます。

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